飼っているうさぎに、うさぎのおやつではなく、健康にもよさそうな野菜を食べてほしい。
でもあたえてはいけない食べものもあるみたい……
- きゅうりは?
- 量は?
- 健康に問題はないの?
など疑問が尽きないかと思います。
今回はそんなきゅうりについて、あたえてもいいか・栄養素や注意点・量などをご紹介していきます。
うさぎはきゅうりを食べる?あたえていい?
結論からいうと、うさぎはきゅうりを食べます。
口当たりがよいようで、好んできゅうりを食べる子が多いです。
音声あり
むしゃむしゃと、おいしそうに食べていますね。
うさぎにとっては害になる成分がないので、きゅうりをあたえることは特に問題なしとされています。
しかしあたえる方法や量には注意が必要なのです。
きゅうりの栄養
きゅうりの95%は水分です。
栄養価が低いと言われているきゅうりですが、健康成分がまったく含まれていないわけではありません。
きゅうりに含まれるおもな栄養素(100キロカロリーあたり)は
- カリウム…1400mg(ナスの約4倍)
- ビタミンK…240μg(レタスとほぼ同等 ※土耕栽培)
- ビタミンC…100mg(トマトの約26倍)
- 食物繊維…7.9g(キャベツとほぼ同等)
引用:カゴメ株式会社
カリウムは余計なナトリウムを排出する手助けとなり、腎臓の働きをサポート。また利尿作用があり、体内の水分量も調整します。
うさぎは結石ができやすいと言われていますが、尿の排泄機能が正しく作用していればリスクも下がるのです。
また豊富に含まれる水分は効率よく吸収・排泄されるので夏場にあたえるおやつにはぴったりです。
あたえるときの量は?
うさぎにあたえる野菜の量は、ペレットの1割ほどとされています。
1キロのうさぎだとすると、1日にあたえる野菜はだいたい1.5g~3gが目安となります。
餌としてきゅうりだけをあたえるのではなく、ほかの野菜と、きゅうりを含めて3種ほどを一緒にあたえるのがベストです。
そのため、量が少ないと感じるかもしれませんが、野菜は人間でいうところのおやつだと考え、あたえていきましょう。
きゅうりをあたえる注意点
個体によりますが、おおよそのうさぎはきゅうりを好んで食べるので、一度に多くの量をあたえすぎるとそのまますべて食べてしまい、下痢につながることが多いです。
また、あたえすぎることで主食の餌であるペレットや牧草を味気なく感じ、食べなくなることがあります。
ただし、食欲がないときなどに少量をあたえると食欲を回復させるきっかけになったり、夏場に体温を下げる効果などがあったり。
「一度に大量にあたえすぎない」「継続してあたえない」ことを守れば身体によい野菜であるといえるのです。
まとめ
量さえ間違えなければ、きゅうりはうさぎにとって、身体によい野菜です。
まとめるときゅうりは
- うさぎはきゅうりを食べてもいい
- うさぎはきゅうりがだいすき
- 水分量が多く、食べすぎるとお腹を壊してしまうので注意が必要
- きゅうりが美味しすぎて主食がおろそかになってしまう可能性がある
- 食欲増進の役割を持っている
- 夏場の体温を下げる役割がある
きゅうりは水分がうまくとれていなかったり、夏に脱水症が心配だったり・食欲が減退しているときだったりするときに、上手に活用することができます。
野菜は、うさぎが嬉しそうに食べるので喜んでいる姿がみたくなって、ついついたくさんの野菜意をあたえてしまいがちです。
しかしながら野菜はあくまでもおやつとして、主食にしてしまうことがないように気をつけましょう。
よいとされている野菜でもそのうさぎの状態に合わせて量や種類を調整する必要があります。
うさぎの状態をよくみて、そのときそのときに適した野菜や牧草・ペレットを選んであげることが大切です。
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