うさぎが食べるものといえば、チモシーやアルファルファなどの牧草、その牧草を主原料としているペレット・野菜・おやつなどあります。その中でもかかせないペレットは、どのように選んでいますか? じつはペレットは、選びかた・毎日の与えかたによっても寿命に影響してくることがあるんです。
また、年齢により、
- ペレットを与える量
- ペレットの与えかた
- ペレットの主原料
を変えることなども、健康を保つことにつながっていきます。
今回は、ペレットの選びかたや人気のペレット。おすすめのペレットをご紹介します。
うさぎのペレットを選ぶときのポイント
ペレットを選ぶときには、まず1番にうさぎの健康のことを考え、うさぎの年齢や体調面に合ったものを選びます。
ここでは、うさぎが毎日健康でよろこんでご飯を食べてくれる、ペレットの選びかたについてポイントをご紹介します。
1.ペットショップや、うさぎ専門店などであげていたものとおなじものを選ぶ
最初はどんな種類のものでも、ずっと食べなれていたペレットをあげましょう。うさぎを飼うときに、今までどんなペレットをあげていたのか、店員さんに聞いてみてくださいね。
2.年齢によって選ぶ
子うさぎと大人のうさぎでは、あげるペレットの種類が違います。ペレットを選ぶときにうさぎの年齢が何歳なのか、把握しておいてください。
3.うさぎの好みによって選ぶ
うさぎはとてもグルメです。今あげているペレットをずっと食べてくれないようなら、味が気に入らない可能性もあります。何種類かのペレットをあげてみて、1番食いつきがよいものを選んであげてください。
4.成分で選ぶ
ペレットの成分は、繊維、たんぱく質、カルシウムの割合が重要です。
- 繊維は20%程度
- たんぱく質は13%程度で、とりすぎは太ってしまうので気をつけましょう
- カルシウムは、うさぎはもともとカルシウム不足になりにくい動物なので、とりすぎてしまうと病気のもと
この成分が、子うさぎ用、大人うさぎ用、また、うさぎの種類別でも変わってきます。ペレットを選ぶときは成分表もしっかりチェックしてくださいね。
健康診断などで動物病院へいったときに、獣医師さんに、自分のうさぎに必要な成分についてくわしく聞いてみるのもいいですね。
5.グルテンフリー
最近よく、グルテンフリーという言葉を耳にしますよね。
グルテンフリーとは、小麦粉などに含まれている「グルテン」という成分を、一切使用していない、ということです。
私たち人間の食事でも、グルテンフリーの料理や、グルテンフリーダイエットなどが流行っています。
グルテンフリーのペレットは、うさぎのからだにとてもよいものです。なぜならば、グルテンをとりすぎてしまうと、消化されずにお腹に溜まってしまうことも。
その結果、グルテンが蓄積されていくと寿命にも関わってきます。そのため、安心して与えることのできる、グルテンフリーのペレットはおすすめです。
しかし、グルテンフリー以外のペレットがダメなわけではありません。
しっかりとした成分配合をおこない、うさぎに必要な栄養素が入っています。与えすぎには注意して、飼い主さんが与えかたや量をしっかり管理しましょう。
※グルテンフリーのものを選ぶときは、パッケージに「グルテンフリー」、「小麦粉不使用」と記載されています。
うさぎのペレットに使われる原料について
ペレットにはたくさんの種類があり、その主原料は成長過程に応じて、チモシーを主原料としたものや、アルファルファを主原料としたものがあります。
そのため、ペレットは栄養バランスにすぐれています。しかし、ペレットはうさぎが必要とする繊維質が十分ではありません。ペレットはあくまでも副食、牧草を主食として与えてください。
チモシーについて
チモシーは、イネ科の牧草で、比較的低タンパク、低カルシウムの牧草です。
イネ科の牧草は、チモシーのほかにも、
- プレイリーグラス
- スタングラス
- ジョンソングラス
などがあります。ペレットの主原料としてよくみかけるのは、チモシーが多いです。
アルファルファについて
アルファルファは、マメ科の牧草で、イネ科の牧草に比べて高タンパク、高カルシウムです。
マメ科の牧草には他に、クローバー類などの牧草があります。ペレットの主原料はアルファルファを使っているものをよくみかけます。
うさぎに与えるペレットの量について
ペレットは、1日2回、朝と夜に与えましょう。そして1日の量は、成長によって異なります。
動物は、年齢や体質によって必要とする栄養の量が違います。そのため、成長過程に応じて、食事の量や内容を変える必要があるからです。
子うさぎの場合
ペレットの1日に与える量の目安は、体重の3%の量で牧草を好きなだけ与えます。
成長期のうさぎの場合
ペレットの量を体重の1.5%になるように、徐々に減らします。
大きくなるにつれ、ペレット・牧草をそれぞれ体重の1.5%の量にして、1:1の比率で与えていきます。
高齢(シニア)のうさぎの場合
ペレットの量を、うさぎの太り具合に応じながら少し減らしましょう。
ペレットは小さめでソフトタイプのものを選びます。
歯が悪くなり、牧草がうまく噛み切れない場合などは、ペレットの量を逆に増やすこともあります。
体重によって与える量を計算する
うさぎの体重のコントロールは、ペレットでおこないます。
太りすぎは、うさぎの健康にとってよくありません。ペレットの量を減らしてうまくコントロールしてください。
うさぎの理想体重は、そのうさぎによって違います。健康診断で体重を測ってもらい、獣医さんにも相談してみてください。
混ぜて与える
子うさぎから大人うさぎ、そしてシニアうさぎになるまでに、その成長に応じて必要な栄養素がそなわっているペレットに変えていく時期が何度かあります。
うさぎは、はじめての食べものには警戒して慎重になるため、すぐに食べてくれません。そのため、今まであげていたペレットに、新しいペレットを少しずつ混ぜて与えていきましょう。
次第に新しい味にもなれていき、新しいペレットだけになっても食べてくれるようになります。
ペレットを変えるときには、あせらず時間をかけて、徐々に新しいものにチェンジしていきましょう。
また、あまり固いものだと、歯を悪くしてしまいます。
うさぎのペレットおすすめ人気ランキング
今はたくさんの会社から、さまざまな種類のペレットが販売されています。
楽天市場のレビューの件数が多い順に、ランキング形式で発表します。ペレットを選ぶときの参考にしてみてくださいね。
10位 イースター動物付 ラビットフード チモシー
4.5㎏ 価格 991円
チモシーを主原料とした、ソフトタイプのペレットです。
うさぎの尿素を和らげるための、吸着作用の高い消臭成分配合です。
口コミ
評価 5.00
我が家でずーっと愛用しています。バクバク食べます。
9位 三晃商会 SANKO ラビットプラス・ダイエットグロース
1㎏ 価格778円
チモシーをベースに、栄養価の高いアルファルファ・良質動物性タンパク質・ビタミン・ミネラルなどが配合された、成長期・毛喚期用のペレットです。
口コミ
評価 4.00
小粒でいい感じ。
普段食べているカリカリ同様、食べっぷりがいいです。こちらの方がお高い分、見た目も良いです。毎日これをあげたいなぁと思いますが、コスト的に難しいので時々のご褒美とします。
8位 三晃商会 SANKO ラビットプラス・ダイエットメンテナンス
良質なチモシー、タンポポ、オオバコなどが配合されている、大人うさぎ用のペレットです。
口コミ
評価 5.00
エサが欲しくて身を乗り出すので美味しいのだと思います。最近はいろいろなえさを混ぜて与えてますが、残さず食べています。
7位 OXBOW エッセンシャル バニーベーシックス アダルトラビットフード
2.25㎏ 価格1,480円
ビタミン、ミネラルなど、必要な栄養素がそなわっている、成長期のうさぎ用のペレットです。
口コミ
評価 5.00
うさぎのペレットの中で、ダントツに繊維の量が多く他栄養素も基準を満たしています。我が家の定番ペレットです。
6位 ニチドウ メディラビット おとな用 やわらかいソフトペレット
1㎏ 価格898円
毛玉コントロール成分も配合されている、アルファルファ原料の成長期うさぎ用のペレットです。
口コミ
評価 5.00
これしか食べない。
今まで与えていたペレットが急に廃番商品に…色々なペレットを買ったが食べてくれず、やっとこちらを食べてくれて以来、買いにいくのが面倒なので3ヶ月分まとめ買いしました。6袋まとめ売りしてくれたら助かります。
5位 GEX ラビットプレミアムフード
2.2㎏+850g 価格3,238円
こちらは有名なGEXからでているペレット。牧草のチモシーとのバランスを考えた、アルファルファベースのソフトタイプペレットです。
口コミ
評価 4.00
毎月購入
このラビットフード以外食べてくれません!!美味しそうに食べてくれます☆♪
4位 イースター バニーセレクション シニア
1.3㎏ 価格1,347円
チモシーベースのペレットで、獣医師さんやうさぎ専門店の協力のもと開発されました。シニア用の成分配合です。
評価 5.00
高齢うさぎにも食べやすそうです
高齢になってきたので栄養面を考えてこちらを注文してみました。ペレット1粒の大きさは他商品と変わりませんが軟らかいらしく幾分食べやすそうにしています。またリピートするつもりです。
3位 ハイペット チモシーの恵
500g 価格1,296円
チモシーに、パパイヤ酵素と乳酸菌を配合し、繊維質が豊富。高繊維、低カルシウムの牧草ペレットです。
口コミ
評価 5.00
お気に入りです
我が家の高齢ウサギくんのお気に入りです♪匂いがすると飛びついてきます(^_^)
2位 イースター バニーセレクション グロース
1.5㎏ 価格1,348円
獣医師さんやうさぎ専門店の協力で開発され、栄養素のバランスがとてもよい、アルファルファベースの、子うさぎ用ペレットです。
口コミ
評価 5.00
大好き!
前に飼ってたウサギを動物病院に連れていったときに先生から勧められたのがこのご飯でした。そのときからずっと愛用しています。食い付きも良く 今の子も大好きみたいです。
1位 イースター バニーセレクション メンテナンス
1.5㎏ 価格1,358円
1位もやっぱり、たいへん人気のあるバニーセレクションシリーズ。こちらは、大人うさぎ用のペレットでチモシーをベースとし、必要な栄養素がバランスよく配合されています。獣医師さんもおすすめする、栄養満点のペレットです。
口コミ
評価 5.00
美味しそうに食べています。毎日与えるものなのでこの価格はホント助かっています。
ペレットをお試し!うさぎの通販で手に入れる
これだけたくさんの種類があると、うさぎが食べてくれるかどうかわからないので、ペレットを変えるときに悩みますよね。
そんなときは、ペットショップやうさぎ専門店などで、サンプルのペレットをいただける場合があります。
サンプルがなくても、少なめの量が入ったお試しサイズのペレットが販売していることも。
「口コミをみてよさそうだったから試してみたいけど、うちの子が食べてくれるか心配」と思っているかたは、興味のあるペレットのサンプルやお試しサイズをいくつか試してみて、うさぎのようすをみながら検討してみましょう。
サンプルや、お試しサイズのペレットは、「うさぎ ペレット お試し サンプル」などで検索すると、楽天市場などのネットでも取り寄せることもできますよ。
ペレットのお試しはこちらをクリック>>楽天市場ペレットお試し
まとめ
ペレットは、うさぎにとってかかせない大切な食事のひとつです。
- うさぎも人間とおなじように、食べたものでからだがつくられていきます。そのため、うさぎの健康を1番に考えてペレットを選ぶ
- からだにいいものでも、与えすぎては逆効果に! 飼い主さんは与えかたについてきちんと考え、量の調整をおこないながらあげる
- 年齢によって必要な栄養素が違います。成長に合わせて、ペレットは変える
そして、ペレットはあくまでも副食です。メインは牧草をたっぷりとあげ、ペレットはメインの食事で足りない栄養を補うためにあげる、ということを忘れないでください。
ペレットばかりあげると、メインの牧草を食べなくなってしまうことがあるので、うさぎにかわいくおねだりされても負けずに、1日に与える量を守ってくださいね。
私も最初は、ペットショップで食べていたものとおなじものをあげていました。そして、ペレットを変える時期にペットショップやうさぎ専門店をまわってリサーチ。獣医師さんにも相談し、よりよいものをあげようとグルテンフリーのペレットにしました。食べものだけは、少し高くてもからだにいいものをあげたかったんです。
うさぎが毎日健康で、そしておいしくごはんを食べられるように、うさぎのことを考えて、その子に1番合ったペレットを選びましょう!
ペレットの選びかたや健康管理まで、【うさぎの飼い方大辞典】初心者にもわかる77項目のはじめかたガイドこちらはぜひブックマークしていつでも読めるようにしておいてくださいね。
出典:【新版】写真いっぱい!かわいいうさぎ品種&飼い方 監修 さいとうラビットクリニック院長 斉藤久美子
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