うさぎがご飯を食べない4つの原因と8つのパターン別食欲不振の理由

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うさぎがご飯を食べない
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近うさぎの食欲が落ちている気がする。ちょっと元気もないような……そんな経験はありませんか?

うさぎは常に消化器を動かしておかなければならない動物です。24時間以上ご飯が食べられないと、とても危険な状態になってしまいます。食べられないと、

  • 消化器の動きが悪くなり、おなかにガスが溜まる
  • 脂肪肝になる
  • 腸内細菌のバランスが悪くなる

このようなことが急激に体のなかで起こって、どんどん危険な状態になってしまうことも。

今回は、とっても心配なうさぎの食欲不振。うさぎがご飯を食べなくなってしまう原因と、食べないエサの種類による緊急度の違いを解説します。

うさぎがご飯を食べない4つの原因

うさぎの食欲がなくなってしまう原因は、本当にたくさんあります。

  • 引っ越しなど環境の変化、エサの変化、夏バテなど、ストレスによるもの
  • 消化器のトラブル
  • 歯や口のなかのトラブル
  • 病気やケガ

などがおもな原因です。

不正咬合や病気など、体調不良が直接の原因となることもあれば、ストレスが引き金になって、食欲不振を招くこともあります。「いつもの食べかたと違うな」と思ったら、まずはうさぎの様子をよく観察しましょう。

食欲がなく、具合が悪そうにしているときは、すぐに病院に連れていく必要があります。

おもな原因については、下記でくわしく解説していきましょう。

1.環境の変化

長時間の移動や引っ越し、ペットホテルや知人に預かってもらうなど、うさぎの環境が変わることがストレスになり、ご飯を食べなくなることがあります。

まったく食べられないわけではなく、うんちも出ているようなら、それ以上のストレスをあたえないように注意して様子をみましょう。

ただし、ストレスによって消化器の動きが弱まり、症状がひどくなってしまうこともあるので、細心の注意が必要です。食欲が回復しないようであれば、病院でみてもらいましょう。

 

2.うっ滞(うったい)

消化器の働きが弱まってしまうことをうっ滞といいます。症状としては、

  • 食欲低下
  • うんちが小さくなる
  • うんちの量が減る

などがみられます。

ひどくなると胃腸内にガスが溜まり、おなかが張って痛みが出てきます。

うっ滞を引き起こす原因は、消化器の問題だけではなく、ストレスや不正咬合など歯のトラブル、泌尿器系の病気などさまざまです。

うさぎにとって、ご飯を食べられないことは命にかかわります。なるべく早く病院に連れていき治療を受けましょう。

出典:石川台どうぶつ病院

 

3.換毛期

うさぎには年に数回、換毛期があります。換毛期はちょうど季節の変わり目です。体調を崩しやすく、胃腸の調子も悪くなり、食欲がなくなるといった症状も起こりやすくなります。

以前は、グルーミングなどで飲み込んだ毛が毛球状にかたまり消化管うっ滞を起こすと考えられてきました。しかし、現在では毛球症という診断名は見直されています。
原因は胃内に毛球があることではなく(正常でも胃内にある程度の毛は混じっていますが)、何らかの原因で胃の運動が低下することにより消化管のうっ滞が起こり、その結果、胃内に毛球が形成されると考えられています。

引用先:みわエキゾチック動物病院

じつは、換毛期のうさぎはいつもより多くのエネルギーを必要とします。食欲が増したり、水を飲む量が増えたりする子も多いです。

食欲があり、じゅうぶんな繊維質を摂取できていれば、毛を飲み込んでしまっても、うんちと一緒に排出することができます。しかし、食欲がなくなってしまうと、飲み込んだ毛がうまく排出されず胃腸のトラブルが起こりやすいのも換毛期です。

 

4.歯のトラブル

うさぎの歯は一生伸び続けます。歯の咬み合わせがずれてしまう不正咬合(ふせいこうごう)になると、咬むことですり減っていくはずの歯が伸びてしまって口のなかのトラブルを引き起こします。

その結果、食欲がなくなったり、エサの好みが変わったりすることがあります。食欲不振は胃腸の動きの低下につながり、胃腸障害を引き起こす可能性も。

 

不正咬合は自然に治ることはないので、病院で定期的に伸びすぎた歯を削ってもらうなどの処置が必要となります。

出典:みわエキゾチック動物病院

次は、8つのパターン別にみる食欲不振の理由についてお伝えしますね。

1.食欲なくてうんちしない

食欲がなく、うんちが出ていないときは、消化器の働きが悪くなっています。先に説明したうっ滞という症状です。

少しでも早く病院に連れていき、早急に治療をはじめる必要があります。

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2.おやつだけ食べる

ペレットや牧草を食べず、野菜やくだものなどのおやつだけ食べるときは、食欲がかなり落ちていると考えられます。

一般的に、だんだん食欲がなくなっていく場合は、「ペレット→牧草→おやつ」の順に食べなくなります。

ペレットや牧草が食べられないと、胃腸に必要な栄養が摂取できません。病院で診察を受けて原因をつきとめ、適切な治療を受けましょう。

 

3.おやつを食べない

ペレットや牧草は食べていて、おやつを食べない場合は緊急性はないと考えられます。しばらく様子をみてみましょう。

今まで好んで食べていた野菜やくだものでも、味に飽きてしまったり、食べたときにいやな思い(おいしくなかったなど)をしたりすることで、急に食べなくなることがあります。

逆に、まったく食べなかったものを急に食べはじめることも。

うさぎの性格や嗜好性の変化など、いろいろなきっかけが考えられますが、ペレットと牧草を今までどおりに食べているなら、あまり心配はいりません。

「うさぎが好んで食べるから」と同じおやつをあたえ続けるのでなく、旬の野菜などいろいろなものを試してみましょう。

 

4.ペレットだけ食べない

牧草やおやつは食べるけど、ペレットだけ食べないときは、ペレット自体になにか問題があるのかもしれません。

原因としては、

  • ペレットを急に変えた
  • ペレットが湿気ている、古くなっている
  • ペレットの味に飽きてしまった

などが考えられます。

うさぎの味覚はとても敏感。ペレットの種類を変える場合は、慣れたペレットに新しいものを少しずつ混ぜて、新しい味に慣れさせます。

ペレットが古くなったり、湿気たりしている場合は、新しく封を開けたものをあたえてみましょう。それでも食べない場合は、別のペレットに変えてみます。

ただし、牧草の食べる量も減ってきたり、うんちが小さくなったりしている場合は、胃腸障害や他の病気が隠れていることも。早めに病院で診察を受けるようにしましょう。

 

5.ペレットだけ食べる

ペレットだけ食べて、牧草やおやつを食べない原因のひとつには、ペレットの量が多すぎることが考えられます。

1日にあげるペレットの量は、体重の3%をめやすとして、朝と夜にわけてあたえます。きちんと量をはかって、適量をあたえましょう。

また、ペレットは嗜好性が高いフードです。欲しがるときにあげていると、牧草など他のご飯を食べなくなってしまうこともあります。

 

6.牧草(チモシー)を食べない

牧草を食べない原因は、ペレットなどの量が多すぎて、おなかがいっぱいということが考えられます。

ペレットやおやつの量を調節したり、牧草の種類を変えたりすると、食べるようになることがあります。

また、今まで食べていた牧草を急に食べなくなった場合は、時間が経って牧草の風味が落ちてしまっていることも。天日で乾燥させたりレンジで短時間加熱したりすることで、風味がよくなり食べるようになることがあります。

牧草は密閉容器に入れるなどして、鮮度が落ちないように気をつけましょう。

 

7.牧草(チモシー)は食べる

牧草だけ食べ、他のエサを食べなくなった場合でも、食欲があり、うんちもいつもと変わらずに出ているのであれば、しばらく様子をみてみましょう。

ペレットやおやつに飽きてしまったり、ストレスなどで食欲が落ちたりしているのかもしれません。

 

8.水を飲まない

うさぎは季節の変わり目や環境の変化によるストレスなどでも、水を飲む量が変わることがあります。

食欲や元気があって、水を飲まない場合は、水のボトルに問題がないかをチェックしましょう。とくに問題が見当たらないのに水を飲まない場合は、レタスなど水分量の多い野菜をあたえて水分補給させてあげるのもひとつの方法です。

また食欲がないときも、水を飲まなくなります。そうなると、脱水症状を引き起こして、ますます食べられなくなってしまい、体の状態も悪化してしまいます。

そのようなときは、点滴などでまずは脱水症状を改善する治療が必要です。早めに病院に連れていきましょう。

 

強制給餌の方法といつまで強制給餌をおこなうか

うさぎは24時間以上食事ができないと非常に危険な状態になるため、うさぎが自分でエサを食べられないときは強制給餌が必要になります。

うさぎの症状によって、治療の段階が異なるので、強制給餌をする場合はかならず獣医さんの指示に従うことが重要です。

強制給餌のやりかたは、下記の動画を参考にしてください。

音声あり

 

まとめ

うさぎの食欲不振、心配ですよね。いつもより食欲がないかも? と気づいたときは、

  • 元気があるか
  • うんちがいつもどおり出ているか

をまず確認しましょう。

うんちが小さくなっている、量が少なくなっている場合は、緊急事態です。ご飯が食べられない状態が続くと、数時間単位で症状が悪化してしまう可能性も。なるべく早く病院に連れていくことが重要です。

私が飼っているうさぎも、朝起きてペレットを入れてあげてもまったく動かず、ケージの隅で丸まってじっとしているということがあり、とても心配しました。

すぐに病院に連れていき、薬をもらって元気になりましたが、いつもモグモグ食べているうさぎがご飯を食べなくなると、本当に心配になりますよね。

うさぎは具合が悪くても我慢してしまう動物なので、様子がおかしいな? と気づいたときにはかなり症状が悪くなっていることもあります。

気づいてあげられるのは、飼い主である私たちだけです。日ごろから食事の様子をよく観察して、異常があればできるだけ早く対応してあげましょう。

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出典:ウサギの飼い方・楽しみ方 成美堂出版

 

出典:石川台どうぶつ病院
引用先:みわエキゾチック動物病院
出典:みわエキゾチック動物病院

うさぎ好きライター紹介
楓きぽ

草食動物全般が好きなうさぎ飼いライター。元気なホーランドロップの男の子と暮らして8年になります。大学時代は北の大地で牛や馬とたわむれる生活を送っていました。畜産学学士。牧草にはちょっとこだわりあります。

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