普段牧草やペレットを主食として食べているうさぎですが、野菜を食べているときは一段と目がキラキラして、ムシャムシャと美味しそうに食べてくれますね。
しかしながら、うさぎには食べてもいい野菜と食べてはいけない野菜があるのです。
そして残念ながら、うさぎ本人はそれをみわけるすべはありません。
うさぎにとって食べてもよい野菜かどうかは飼い主が判断する必要があるのです。
今回はそんな野菜の中の「春菊」について、食べてもいい野菜か、それとも食べてはいけない野菜か、イラストを交えてご紹介します。
うさぎは春菊を食べてもいい?
音声あり
音声あり
うさぎは春菊を食べても大丈夫です。
栄養が豊富で、おススメできる野菜といえます。
お鍋の美味しい寒い季節には欠かせない春菊ですが、味の主張がとても強いこともあり、苦手なヒトも多いはず……。
人間の好みと同じように、この特有の匂いと味のために、うさぎの中でも好き嫌いがわかれる野菜です。
パクチーは?
うさぎはパクチーを食べても大丈夫です。
パクチーはアスコルビン酸(ビタミンC)を豊富に含んでおり、βカロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素を豊富に含みます。
コリアンダー・シラントロ・香菜(シャンツァイ)・コエンドロなどと呼ばれ、世界中の人に愛されているのがパクチーです。
パクチーは薬用ハーブとして
- 消化を助ける作用
- 血管拡張
- 利尿作用
- 解毒作用
- 口腔中の菌を減少させる作用
- 体内に蓄積させた毒素を排出するデトックス効果
- 大豆の100倍の抗酸力
などが期待できます。
栽培も比較的簡単で、家庭で育てて摘みたてをあげることも可能。
ヒトには遺伝子レベルで好き嫌いがわかれる……とされるパクチーですが、ぜひうさぎさんにも食べさせてあげてみてくださいね。
春菊の栄養素
βカロテンが豊富で、含有量はほうれん草やケールを少し上回っています。
また、ビタミンA、B群、E、葉酸、カルシウムや鉄など食生活で不足しがちな栄養も含んでいます。
独特の芳香成分は、α‐ピネンやベンツアルデイド等で、自律神経に作用し精神安定やリラックス効果が期待され、また健胃作用もあり、消化を促してくれます。
引用:キューピー
食べさせることでこんなメリットがあります
春菊は
- βカロテン
- ビタミンC
- カルシウム
- ミネラル
- 鉄
などが含まれる栄養満点の野菜です。
春菊を食べることでこれらが摂取できることが魅力です。
また、春菊は
- 膵臓を強める作用
- 食欲不振・下痢などに効果的
- 身体を温める作用
があります。
体温調節が得意ではないうさぎにとって、よい野菜です。
また、パクチーにはβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB2、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分も。
体内の毒素や有害金属を体外へ排出する、デトックス効果も期待できます。
さらに体内の活性炭素が増えるのを防止する働きもあり、香りによる食欲増進効果もあることが魅力です。
うさぎに春菊をあたえるときの3つの注意点
春菊をあたえるときの3つの注意点は
- 大量にあたえないこと
- 根の部分をきっちりと処理すること
- 農薬をキレイに洗い流すこと
です。
まとめ
今回の記事で
- うさぎは春菊を食べてもいい
- βカロテン・ビタミンC・カルシウム・ミネラル・鉄が豊富に含まれる
- 特有の匂いがあり、うさぎにも好き嫌いがわかれる
- 大量にあたえない
- 根の部分を処理する
- 農薬をキレイに洗い流す
ということがわかりました。
うさぎがもし春菊を、モリモリと食べてくれたらうれしくなって食べる量だけあたえたくなりますね。
野菜を食べているうさぎの可愛さは計り知れません。
しかしながら、ひとつの野菜を一度にあたえすぎることは絶対に避けましょう。
春菊だけに限らず、いろいろな栄養を少しずつの野菜から、バランスよくあたえることが大事なのです。
また、野菜ばかりあたえていると、主食である牧草やペレットを食べなくなり、不正咬合の原因となります。
不正咬合は一度発症してしまうと生涯つき合っていかなければならない病気であり、放っておくと命にかかわります。
このようなことを防ぐためにも、野菜はおやつ・ご褒美として考え、1日の量として体重2キログラムに対し、約1カップ(約200g)を目安にあたえましょう。
引用:キューピー
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