うさぎには果物をあたえてもよいといっても、実際何をあたえてもよいのか、わかりにくいですよね。
その中でも桃は大丈夫なのか? 不安になる人も多いと思います。
今回は桃の皮や種を部位ごとに解説し、またドライフルーツもあたえてよいのかを徹底紹介します。おやつである果物は計画的にあたえましょう。
うさぎに桃を食べさせても大丈夫?
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うさぎに桃を食べさせてはいけないわけではありませんが、いくつかの注意が必要です。
まず、うさぎは地面から生えている植物を食べる動物であるということ。
つまり木の上に生える果実を食べる必要がないため、果実の栄養は必要ないのです。
また、桃は糖分と水分を多く含んでいる果実。
糖分の過剰摂取は肥満や病気の原因になります。また、水分の過剰摂取も下痢を引き起こす可能性もあります。
うさぎに桃をあたえるときに重要なのは、どこをあたえていいのかを把握すること、またほんの少量だけをあたえることです。
少量をあたえるのみであれば、桃の整腸効果を期待できますし、飼い主さんとのコミュニケーションにもなります。
うさぎに果実をあたえるときには、量の調整を徹底してください。
桃の木は?
うさぎに桃の木は、あたえても問題ありません。
うさぎの歯は、一生をかけて伸び続けるもの。歯を削るためにも、桃の木は十分に役に立ちます。
ただし、農薬が使われているかどうかは確認が必要です。ペット用の無農薬の枝を選ぶことを心がけてください。
桃の種は?
桃の種はかたく大きいうえに、微量ながら毒が含まれています。
種を大量に摂取すると、人間ですら最悪死に至る可能性もあります。
絶対にうさぎにあたえないようにしましょう。
もし誤ってうさぎが食べてしまった場合には、すぐに獣医師に相談しましょう。
桃の皮は?
人間はあまり皮には注目しませんが、うさぎに桃の皮はあたえても大丈夫なのです。
食いつきもよい部位なので、身だけでなく皮もあたえてみるとよいでしょう。
ただしこちらも、あたえすぎには注意。量はなるべく少量をあたえましょう。
また、市販の桃であるなら農薬に注意です。もし農薬が使われていたら、うさぎになんらかの健康被害を及ぼす可能性があります。
十分に注意を払ったうえで、あたえるようにしましょう。
ドライフルーツの桃は食べさせても大丈夫?
うさぎにドライフルーツの桃をあたえること自体には、特に問題はありません。
ドライフルーツの桃は、余計な水分がカットされているため、普通の桃よりも下痢になりにくい利点があります。
さらには嗜好性も高いので、うさぎとのコミュニケーションや、ちょっとしたご褒美としても有用です。
しかし、普通の桃と同じように、あたえすぎには気を付ける必要があります。
ドライフルーツであっても糖分は豊富に含まれているので、あたえすぎると肥満や病気の原因にもなります。
あたえるときはほんの一口だけ、ということを念頭に置きましょう。
うさぎにゼリーをあたえてもいい?
ゼリーには糖分が過剰に含まれている場合が多いため、あまりおすすめはできません。
特に人間用のゼリーは絶対にあたえてはいけません。人間用の食品は、うさぎにとっては刺激が強すぎるものなのです。
またペット用のゼリーもありますが、材料にはうさぎにとって余計な成分が含まれている場合が多く、適しているとはいえません。
さらに、桃の缶詰などは基本的にシロップ漬けにされているため、普通の果実よりも過剰な糖分が含まれています。
これらをあたえると肥満や病気のリスクが高まってしまいます。
必ず素の果実や無添加のドライフルーツなどを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は桃をあたえてもよいのか、ということをご紹介してきました。
重要なのは以下のポイント、
- 桃はうさぎにあたえてもよい
- 桃をあたえる量には十分注意をする
- 桃のおすすめ部位は身と皮や枝、またはドライフルーツ
- 人間用のゼリーや缶詰はあたえてはいけない
桃はうさぎがよろこぶおいしい食べものですが、あたえすぎは何事も毒になってしまいます。
あたえかたには十分気を使って、うさぎに健康で楽しい食生活を送らせてあげましょう。
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