うさぎの耳はなぜ長い?5つの動きで気持ちを表す。触るとダメな3つの理由

うさぎの耳

さぎさんといえば、長い耳がチャームポイントのひとつですよね。

うさぎさんファンならばだれもがキュンとしてしまう、うさぎの耳と顔をクシクシする仕草は、何度みてもかわいくてたまらないですね!

そんなうさぎさんの耳は、かわいいチャームポイントだけではなく、ものすごく大切な役割があるということを知っていましたか? かわいいからといって、耳を掴んだりしてはダメ! うさぎさんにとって、耳はとても大事な場所です。

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うさぎの耳を掴むことは禁止!理由は3つ

うさぎさんの耳を掴むことは絶対にNG! たまに、「抱っこするときは耳を持つ」と思ってる人もいるようですが、それはまちがいです。耳を掴んでしまうと、うさぎさんの体にわるいことばかり。そして飼い主さんにもよくないことばかりです。

  1. 耳は薄くとってもデリケート
  2. 体温調節のための大切な場所
  3. 信頼関係が失われる!

1.耳は薄くとってもデリケート

うさぎの耳はとてもデリケート。耳を強く触ったり掴んだりすると、耳を傷つけてしまうことも。そこから化膿してひどい病気になることもあります。うさぎさんの体を傷つけてしまう可能性のあることは絶対にやめましょう。

 

2.体温調節のための大切な場所

うさぎさんは、耳で体温調節をおこないます。耳を掴んでいては、うまく体温調節ができずに、熱中症などの症状になってしまうこともあります。とても大事な役割をしているので、それを妨げるようなことをしてはいけません。

 

3.信頼関係が失われる!

うさぎは本来、野生の生きものです。耳を強く掴まれると、「攻撃されている!」と思い、せっかく信頼関係を築いていたとしても一瞬で失われてしまいます。そもそも、耳を掴むという行為自体、とてもかわいがっているとは思えませんよね。

 

耳を掴むということは、うさぎさんにとって負担になり、いやがる行為だということをわかっていただけたでしょうか。また、ただでさえストレスを感じやすい動物です。耳を掴まれるなんてことがあれば、かなりのストレスがかかってしまいます。

うさぎ好きさんはもちろんおわかりだと思いますが、爪切りなど、いやがってもしなければならないしつけもあります。しかし、

  • うさぎさんを傷つけるようなこと
  • かけなくてもいい負担をかけること

うさぎさんがいやがることは絶対にしてはいけません!

 

うさぎの気持ちは耳でわかります【厳選】5つの動きかた

うさぎさんは、感情表現がとても豊かな動物です。いろんな仕草や行動で感情を表しますが、耳でも感情表現しているって知っていましたか?

  • 飼いはじめてまだ緊張しているとき
  • はじめての場所で不安なとき
  • 大きな音に警戒しているとき
  • リラックスしているとき
  • うれしいとき

など、耳で自分の気持ちを表しています。また、立ち耳うさぎ、垂れ耳うさぎの種類によって、耳の機能はおなじですが、動かしかたが微妙にちがいます。私は以前、ホーランドロップという垂れ耳うさぎさんと遊んだときに、「垂れ耳でもこんなに耳が動くんだ!」とビックリしました。

耳の動かしかたによっていろんな意味があります。

1.両耳がピン!と立っている

集中してまわりの音を聞いています。

また、暑いときも耳をピンと立て体温の調節をします。

2.垂れ耳うさぎは耳で目をかくす

垂れ耳うさぎは、立ち耳うさぎのように耳をピンと立てることはできませんが、耳を前に動かしてまわりの音を聞きます。それが目をかくしているような姿にみえます。

3.片方だけ耳が垂れる

もう片方の耳だけでまわりの音を聞いています。

警戒しているというより、リラックスしているけれども少し気になる音がして、片耳だけで音を探っている様子です。

4.耳をふせている

体を伸ばして耳をふせていたら、リラックスしています。

体が緊張していて耳をふせていたら、体を小さくして自分を守ろうと警戒している様子です。

また、寒いときにも耳をふせ、体温の調節をします。

5.耳が左右別々の方向にむいている!

片耳だけが垂れることからもわかるように、うさぎは左右の耳を別々に動かせます。警戒して、耳だけをいろんな方向に動かして、全方向からさまざまな音を聞いています。

 

うさぎの耳の役割

うさぎは長い耳でまわりの音を聞くだけではなく、耳で体温調節をおこないます。

そのため、うさぎの耳は体調を整えるためにも非常に重要な役割をしています。

垂れ耳うさぎさんの場合は、自分で耳を持ち上げられない種類の子もいますので、夏場はとくに熱がこもりやすくなるため、やさしく持ち上げてあげましょう。

血管に血液を流して体温調節

うさぎは、暑いときには耳の血管に血液を流して、耳を使って放熱します。

 

耳をふせて体温調節

寒いときには耳をふせ、体温がにげないようにしています。

 

赤みが強く、熱くなっているときは熱中症の危険が、白っぽく冷たくなっているときは寒すぎる可能性があるので、部屋の温度を確認して適温にしましょう。

また、ひんぱんに頭をふっていたり、耳をたくさんかいていたり、飼い主さんがみて耳の中がよごれている場合などは、耳ダニ症・外耳炎・内耳炎・神経症など耳の病気にかかっていることがあるので、お医者さんにみてもらいましょう。

 

耳の病気のおもな原因として、細菌やダニなどが寄生してしまうことがあげられます。

症状はかゆみや発疹、フケ、かさぶたなど。うさぎさんが自分でかじったり引っかいたりして悪化してしまうこともあります。耳を気にしている様子があれば早めに病院へ行ってみてもらってください。

 

うさぎの耳が長い理由

なぜ、うさぎの耳はあんなにも長いのでしょうか。ただかわいいチャームポイントとしてだけではなく、うさぎの耳が長いのには、ちゃんと理由があります。

それは、まわりの音をよく聞くため。

野生のうさぎは、猛獣から狙われてしまうため、自分の身は自分で守らなければなりません。そのため、体のいろんな部分を使い、情報収集をしています。とくにあの長い耳は、人間には聞き取れないような高周波も小さな物音も聞くことができるレーダー。野生のうさぎさんにとっては自分の身を守る立派な武器になっています。

飼いうさぎさんは、飼い主さんがしっかりと守ってあげなければなりません。しかし、飼いうさぎさんを観察していると、いつも耳が動いていたり、鼻をピクピクさせたり、目を開けて眠っていたりしていますよね。あれはまわりの情報収集。いっけん、か弱くみえるうさぎですが、飼いうさぎさんにも、自分の身は自分で守るというその本能がしっかりと受け継がれています。

 

イングリッシュロップ

「うさぎが耳を動かして情報収集をする」と聞くと、なんとなく立ち耳うさぎを想像するかたもいると思いますが、垂れ耳うさぎの耳もかわいくて魅力的ですよね。

垂れ耳うさぎの中でも、イングリッシュロップという種類のうさぎは、体の大きい大型種で、とっても大きくて長い耳を持っています。また、もっとも古い種類のうさぎで、垂れ耳うさぎのルーツといわれています。

垂れ耳うさぎの耳も、立ち耳うさぎとおなじように小さな音まで聞き取ることができる、すぐれた機能を備えています。しかし、体温調節は苦手です。とくにイングリッシュロップなどの大きくて長い耳を持つ種類は、自分で耳を上げることはなかなかむずかしいです。

夏場の暑い日などは、耳まで入る大きめの冷却マットをひいたり、飼い主さんがたまにやさしく持ち上げたりして、体温調節してあげましょう。

 

出典:もっともっと知りたいうさぎのきもち うさ語レッスン帖 一級愛玩動物飼養管理士 中山ますみ・監修

うさ語辞典 [監修]らびっとわぁるど 中山ますみ

もっと知りたいうさぎの秘密「うさごころ」がわかる本 シャンテどうぶつ診療所 寺尾順子 監修 井口病院 イラスト

 

まとめ

うさぎは耳が長い、とあたりまえのように感じていたことにも、動物ならではのちゃんとした意味があります。

  • どんな音でも聞き分ける高性能レーダーは最大の武器
  • 健康維持にかかせない体温調節は、あのモフモフの体の中で唯一、皮膚が薄い耳でなければできませんね。

どちらもうさちゃんにとって大切な機能です。

そんな大切な役割を持っていて、デリケートな耳を、掴むなんてことは絶対にしてはダメ!ということはもうおわかりですね。

うさぎさんを傷つけるようないやがることをせず、信頼関係を築いて仲良くなれたら、耳の動きでうさぎさんが今なにを思っているのかわかるようになりますよ!

うちの子はよく、寝ころがっているときに名前をよぶと、片耳だけこちらにむけ、またすぐ元の位置に戻します。さて、これはなにを思っているでしょう?

うさぎさんの耳をよーく観察してみてください。その子だけの気持ちの表しかたが、きっとみつかりますよ!

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